清良神社(読み)きよよしじんじや

日本歴史地名大系 「清良神社」の解説

清良神社
きよよしじんじや

[現在地名]三間町土居中

県道宇和島―窪川くぼかわ線沿いの南側にあり、隣に竜泉りようせん寺が並ぶ。祭神は土居清良。旧村社。

創建については、延宝九年(一六八一)の「吉田古記」に、

<資料は省略されています>

とあり、清良三十三回忌の寛文元年(一六六一)以後に清良ゆかりの人々によって、京都吉田家の免許を得て創立されたものであることがわかる。

土居清良は黒瀬くろせ城主西園寺公広の麾下に属し、三間地方の有力土豪の一人で、元宗もとむね村の大森おおもり城主であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の清良神社の言及

【三間[町]】より

…戸雁(とがり)に四国八十八ヵ所41番札所の竜光寺,則(すなわち)に42番札所の仏木(ぶつもく)寺がある。土居中に鎮座する清良(きよよし)神社は,戦国時代末期の当地の土豪で大森城に拠った土居清良をまつる。三島神社の神官土居水也の記したとされる,清良の一代を中心とした軍記《清良記(せいりようき)》は農書としても著名。…

※「清良神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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