渇筆(読み)カッピツ

デジタル大辞泉 「渇筆」の意味・読み・例文・類語

かっ‐ぴつ【渇筆】

墨汁の含みの乏しい筆。また、それを用いてかすれさせる書法・水墨画法。かすり筆。

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精選版 日本国語大辞典 「渇筆」の意味・読み・例文・類語

かっ‐ぴつ【渇筆】

  1. 〘 名詞 〙かすりふで(掠筆)
    1. [初出の実例]「是は渇筆(カッピツ)にあらず、蠧触(としょく)にあらず、草体の弁じ難きものである」(出典北条霞亭(1917‐20)〈森鴎外〉九八)

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普及版 字通 「渇筆」の読み・字形・画数・意味

【渇筆】かつぴつ

かすれた筆づかい。〔丹鉛総録〕筆とは枯れて無きなり。書家に在りてしと爲す。

字通「渇」の項目を見る

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