渋野村(読み)しぶのむら

日本歴史地名大系 「渋野村」の解説

渋野村
しぶのむら

[現在地名]徳島市渋野町

方上かたのかみ村の南にあり、北・西・南を山塊に囲まれ、中央部を東へ多々羅たたら川が流れる扇状地にある。慶長期(一五九六―一六一五)のものと推定される国絵図に「しぶの」とみえる。正保国絵図には渋野村とあり高五九九石余、寛文四年(一六六四)郷村高辻帳では田方四七七石余・畠方一二二石余、旱損芝山注記がある。この間、慶安三年(一六五〇)から承応元年(一六五二)まで蜂須賀光隆領となり、慶安三年の蜂須賀光隆領分高并当物成帳では高八五四石余、物成三七五石余、請四ツ四分、内麦二〇石余、上毛米一石余、人数四六でこの夫役は一四人七歩、入木一七二荷三束二歩。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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