デジタル大辞泉 「減り張り」の意味・読み・例文・類語 めり‐はり【▽減り張り/▽乙張り】 1 ゆるむことと張ること。特に、音声の抑揚や、演劇などで、せりふ回しの強弱・伸縮をいう。「―のきいたせりふ」2 物事の強弱などをはっきりさせること。「―をつけて仕事をする」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「減り張り」の意味・読み・例文・類語 めり‐はり【減張・乙張】 〘 名詞 〙 ( 「めり」「はり」はそれぞれ動詞「める(減)」「はる(張)」の連用形の名詞化 ) ゆるむこととはること。特に、音声の高低・抑揚や歌舞伎の演技での強弱・伸縮をいう。めりかり。「めりはりをつけて話す」[初出の実例]「芸を為もの、せりふをはり、つっこんでする時は見る人める也。仕うち骨髄になす時は見る人はる也。因てめりはりの大事也」(出典:歌舞妓事始(1762)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例