渡口(読み)とこう

精選版 日本国語大辞典 「渡口」の意味・読み・例文・類語

と‐こう【渡口】

  1. 〘 名詞 〙 渡しの船の発着場。渡し場
    1. [初出の実例]「渡口の郵船は風定まって出づ、波頭の謫処は日晴れて看ゆ〈小野篁〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)
    2. [その他の文献]〔岑参‐巴南舟中夜市詩〕

わたし‐ぐち【渡口】

  1. 〘 名詞 〙 海や川で、渡し船の発着所。〔文明本節用集(室町中)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「渡口」の意味・わかりやすい解説

渡口
とこう / トゥーコウ

中国四川(しせん)省南西隅にある攀枝花(はんしか)市の旧名

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

普及版 字通 「渡口」の読み・字形・画数・意味

【渡口】とこう

渡し場。

字通「渡」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の渡口の言及

【攀枝花】より

…唐代に会川県,元代に会理州等がおかれたが,もともとイ(彝)族,ナシ(納西)族など少数民族の居住地域。1965年雲南省永仁・華坪,四川省塩辺・米易・会理各県の一部を合併して渡口市が成立,87年現名に改称。貴州省六盤水とともに中国西南部の重点とされ,市北西部の攀枝花(はんじか)鉄鋼公司を中心に開けた工業都市。…

※「渡口」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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