渡辺文三郎(読み)ワタナベ ブンザブロウ

20世紀日本人名事典 「渡辺文三郎」の解説

渡辺 文三郎
ワタナベ ブンザブロウ

明治〜昭和期の洋画家



生年
嘉永6年(1853年)

没年
昭和11(1936)年2月1日

別名
号=薇山

経歴
初代五姓田芳柳の門に入り、芳柳の娘勇子(幽香)と結婚し、明治初期の洋画家として活躍した。内国勧業博覧会明治美術会に出品して好評を博し、40年第1回文展に「無音」が入選代表作に「塩原畑下の景」「伊豆沖軍艦進航」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渡辺文三郎」の解説

渡辺文三郎 わたなべ-ぶんざぶろう

1853-1936 明治-昭和時代前期の洋画家。
嘉永(かえい)6年生まれ。はじめ円山派の日本画,のち五姓田(ごせだ)芳柳・義松父子に洋画をまなび,芳柳の長女幽香と結婚した。明治美術会,太平洋画会創設に参加。明治40年第1回文展に「無音」が入選。昭和11年2月1日死去。84歳。備中(びっちゅう)(岡山県)出身。号は薇山。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android