温存(読み)オンゾン

デジタル大辞泉 「温存」の意味・読み・例文・類語

おん‐ぞん〔ヲン‐〕【温存】

[名](スル)大切に保存すること。使わずにしまっておくこと。「主力温存する」
[類語]保存保管残す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「温存」の意味・読み・例文・類語

おん‐ぞんヲン‥【温存】

  1. 〘 名詞 〙
  2. いたわり大切にすること。なつかしみ愛すること。
    1. [初出の実例]「旧交も音書絶て有ぞ。只相温存してたづぬるものは、雲岳のみぞ」(出典:四河入海(17C前)二五)
  3. 無駄にしないで大切に保存しておくこと。改変しないで、もとのままの状態でそっとしておくこと。温残。
    1. [初出の実例]「旧来のものをそのまま巧みに頬被り的に温存しようという気配さえ」(出典:怒りの花束(1948)〈中野好夫〉)

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普及版 字通 「温存」の読み・字形・画数・意味

【温存】おん(をん)ぞん

やさしくいたわる。唐・韓孟郊〔雨中孟刑部に寄す、幾道聯句〕存深惠に感じ 誡を奉ず(韓

字通「温」の項目を見る

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