温泉マーク
温泉・鉱泉の位置を示す地図記号、案内図記号(♨)。日本工業規格(JIS)が定めているもので、湯気を表す3本の縦の~線が特徴的。国際標準化機構(ISO)による新しい温泉の記号は、この絵柄に3人が入浴する姿を加えたものとなっており、現在の記号では温かい料理を出す施設と外国人に受け取られかねないとの見解から、経済産業省は2016年7月より現記号を見直す検討を始めた。同年12月6日に開かれた委員会では存続を求める声が相次ぎ、今後も現記号が使い続けられる見通しが強まっている。
出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報
おんせん‐マーク ヲンセン‥【温泉マーク】
〘名〙 (マークはmark)
① 地図や
看板で、温泉や
風呂屋を示す記号

。温泉印。
※午前零時(1952)〈
井上友一郎〉
涙は
眼から出る「赤いネオンの温泉マークの輝くのを」
② (①をつけた看板や広告を出していることが多かったところから) 男女のアベック客専門の
宿屋をいう
俗語。連れこみ
宿。さかさくらげ。
※霧子夫人行状(1957)〈
舟橋聖一〉五「当時は今ほど温泉マークや安ホテルはなかったにしろ」
[
補注]
国土地理院の地形図図式では、①は現在簡素化され、

で表わされる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「温泉マーク」の意味・読み・例文・類語
おんせん‐マーク〔ヲンセン‐〕【温泉マーク】
1 地図などで温泉を示す記号。♨。
2 《♨の看板を出したところから》男女のアベック客専門の旅館の俗称。つれこみ旅館。さかさくらげ。
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