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湖水爆発 こすいばくはつ Limnic eruption

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知恵蔵miniの解説

湖水爆発

火山の噴火口に水が溜まってできた火山湖から、高濃度の二酸化炭素が流出する現象。火山湖の底にマグマ溜まりがある場合、湖の水中に二酸化炭素が吸収され続け二酸化炭素濃度が高まる。そこに小噴火や火口部崩壊などが起こると湖水爆発が発生する。こうした仕組みで二酸化炭素を含有している湖は、中央アフリカにあるニオス湖・マヌーン湖・キブ湖の3例しか確認されていない。湖水爆発が1986年、カメルーンのニオス湖で起こった時には、周辺住民1746人および家畜3500頭が二酸化炭素中毒・酸欠で死亡した。2013年7月、同湖の湖水爆発の危険性が再び高まっていることを受け、日本の政府開発援助により二酸化炭素を強制的に排出するポンプの設置が始まった。

(2013-7-22)

出典|(株)朝日新聞出版発行
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デジタル大辞泉の解説

こすい‐ばくはつ【湖水爆発】

火口湖から大量の二酸化炭素が突然吹き出す自然災害。地下のマグマから湖水に二酸化炭素が継続的に供給され、小噴火や火口壁の崩壊などによって火口湖上に溜まった二酸化炭素が山麓に流出する現象を指す。1986年、カメルーンのニオス湖で発生し、山麓の村で約1800人もの住人が酸欠死する被害があった。

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