ニオス湖(読み)ニオスコ

デジタル大辞泉 「ニオス湖」の意味・読み・例文・類語

ニオス‐こ【ニオス湖】

Lake Nyos》カメルーン西部、オク山の頂上にある火口湖。オク山はカメルーン火山列火山一つであり、湖底から二酸化炭素を放出している。1986年に、湖面から大量の二酸化炭素が噴出し、山麓の村で約1800人もの住人酸欠死する災害が発生した。

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関連語 日下部 谷口

最新 地学事典 「ニオス湖」の解説

ニオスこ
ニオス湖

Lake Nyos

中央アフリカ西部,カメルーン北西部に点在する39の火口湖の一つ。カメルーン火山列(大型複成火山,多数の単成火山からなり,北東~南西方向に延長1,600km)に属する。径1,880m×1,170m, 深さ208m, 湖面海抜高度1,091mのマールで,周囲にマグマ水蒸気爆発による降下スコリア・サージ堆積物(かんらん石オージャイト玄武岩質)が分布。1986年8月21日夜,多量の二酸化炭素が突然噴出し,短時間のうちに湖周辺や谷沿い(最も遠いところで20km)の住民1,700人以上,牛などの家畜多数が窒息死した。その2年前の1984年8月15日にもニオス湖南方100kmのマヌーン湖でも同様の事件があり37人が死亡。新しい型の自然災害として注目された。いずれもマグマ起原の二酸化炭素が炭酸泉の形で湖底に供給・蓄積され,過度の蓄積によってマグマ性CO2の噴出する湖水爆発(limnic eruption)が原因。ニオス湖・マヌーン湖ともに,水温・溶存イオン・二酸化炭素濃度は表層で低く底層に向かって増加し成層が著しい。湖底からは二酸化炭素を多く含む水が湧出しており,二酸化炭素の蓄積を回避するため人工的なガス抜きが行われている。参考文献M.Kusakabe(1996)(Scarpa et al.eds.) Monitoring and Mitigation of Volcanic Hazards

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