日本歴史地名大系 「湯八木沢村」の解説 湯八木沢村ゆやぎさわむら 福島県:河沼郡柳津町湯八木沢村[現在地名]柳津町湯八木沢村西に屹立する湯(ゆ)の岳(七二九メートル)の山麓に開かれた街村で、滝谷(たきや)川に東(ひがし)川が合流する。南は五畳敷(ごじようじき)村、北は滝谷村(現三島町)。東川に沿って海老山(えびやま)村(現会津高田町)への道、滝谷川に沿って小野川(おのがわ)村(現昭和村)への道があり、また東の銀山(ぎんざん)街道、西の伊北(いほう)街道とも結ばれた交通の要衝であった。地名の起源は日暮沢・木戸沢・松の木沢・樺が沢・芦が沢・湯が沢・菖蒲沢・傾城沢の八つの沢があることによるという(柳津町誌)。文亀元年(一五〇一)一二月二七日の蘆名盛高加判某売券(山内文書)に「大沼之郡神山之内屋き沢に二間」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by