湯浅克衛(読み)ユアサ カツエ

20世紀日本人名事典 「湯浅克衛」の解説

湯浅 克衛
ユアサ カツエ

昭和期の小説家



生年
明治43(1910)年2月26日

没年
昭和57(1982)年3月15日

出生地
香川県

本名
湯浅 猛

学歴〔年〕
早稲田第一高等学院中退

経歴
小、中学時代を朝鮮で過ごす。昭和10年処女作「カンナニ」を発表。同年「焰の記録」が「改造」懸賞創作佳作に入り作家に。第二次「現実」の同人を経て後に「人民文庫」に参加。ほかの作品に「移民」「城門の街」「青空どこまで」「連翹」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「湯浅克衛」の解説

湯浅克衛 ゆあさ-かつえ

1910-1982 昭和時代の小説家。
明治43年2月26日生まれ。小・中学時代を朝鮮でくらす。昭和10年「カンナニ」を発表。同年「焔の記録」が「改造」懸賞小説に入選,文筆生活にはいる。武田麟太郎(りんたろう)らの「人民文庫」に参加し,「莨(ろう)」「城門の街」などをかいた。昭和57年3月15日死去。72歳。香川県出身。第一早稲田高等学院中退。本名は猛(たけし)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android