湯花(読み)ユバナ

精選版 日本国語大辞典 「湯花」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐ばな【湯花】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ゆ(湯)の花
    1. [初出の実例]「町中湯花の香が立ち、町角々々に外湯がある」(出典:津軽の野づら(1935)〈深田久彌〉幼な顔)
  3. 湯の沸騰時に上がる泡。特に神社巫女神職が湯の泡を笹の葉につけて参詣人にかけ浄めたり、神託を仰いだりする。お湯花。湯の花。ゆだま。
    1. [初出の実例]「とかく湯花(ユバナ)をあけて御託宣をきかんと」(出典咄本・正直咄大鑑(1687)青)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android