湯通(読み)ゆどおし

精選版 日本国語大辞典 「湯通」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐どおし‥どほし【湯通】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 織物を湯に浸して、糊気を取ったり、あとで縮まないようにしたりすること。
  3. 肉・魚・野菜などの材料熱湯にさっととおして、くさみや油気をぬくこと。
    1. [初出の実例]「すき焼を食(しめ)たあとで葱の湯(ユ)ふしをあがってごらうじろ、極(ごく)西洋でごぜへスから」(出典安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android