湯通(読み)ゆどおし

精選版 日本国語大辞典 「湯通」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐どおし ‥どほし【湯通】

〘名〙
織物を湯に浸して、糊気を取ったり、あとで縮まないようにしたりすること。
② 肉・魚・野菜などの材料熱湯にさっととおして、くさみや油気をぬくこと。
安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三「すき焼を食(しめ)たあとで葱の湯(ユ)ふしをあがってごらうじろ、極(ごく)西洋でごぜへスから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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