満堂(読み)マンドウ

デジタル大辞泉 「満堂」の意味・読み・例文・類語

まん‐どう〔‐ダウ〕【満堂】

堂の中に満ちていること。また、堂の中にいるすべての人。満場。「満堂聴衆

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精選版 日本国語大辞典 「満堂」の意味・読み・例文・類語

まん‐どう‥ダウ【満堂】

  1. 〘 名詞 〙 堂の中に満ちていること。堂いっぱい。また、堂の中の人すべて。満場。
    1. [初出の実例]「満堂臣妾、非親旧者不行」(出典菅家文草(900頃)一一・為南中納言、奉賀右丞相四十年法会願文)
    2. 「満堂の銀燭昼の如く」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉一七)
    3. [その他の文献]〔説苑‐貴徳〕

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普及版 字通 「満堂」の読み・字形・画数・意味

【満堂】まんどう(だう)

室いっぱい。唐・張謂〔盧挙の河源に使するを送る〕詩 故人、行役して邊州に向ふ 匹馬、今少(しばら)くも留まらず 長路、關山、何(いづ)れの日にか盡きん 滿堂の絲竹、君が爲に愁ふ

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