満眼(読み)まんがん

精選版 日本国語大辞典 「満眼」の意味・読み・例文・類語

まん‐がん【満眼】

  1. 〘 名詞 〙 目に満ちること。
  2. 涙や喜びの表情などが目に満ちること。目の中いっぱい。
    1. [初出の実例]「天公亦既酔、満眼帯斜暉」(出典:詩聖堂詩集‐三編(1838)四・錦繍亭排律)
  3. 目に見える範囲のすべて。目の届くかぎり。見わたすかぎり。
    1. [初出の実例]「潮平月落帰何処、満眼魚蝦満地蒿」(出典:菅家文草(900頃)五・漁父詞)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「満眼」の読み・字形・画数・意味

【満眼】まんがん

みる限り。宋・辛棄疾満江紅〕詞 滿眼、堪へず三 頭(かうべ)を擧ぐれば已に覺ゆ、千山なるを 但だ試みに、一紙の寄來の書を將(と)りて 頭より讀む

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