日本歴史地名大系 「源光庵」の解説 源光庵げんこうあん 京都市:北区鷹ヶ峰源光庵[現在地名]北区鷹峯北鷹峯町大徳寺の北西にある。曹洞宗、鷹峰山と号し、本尊は釈迦如来。貞和三年(一三四七)大徳寺二世徹翁が隠居所として開いたという。その後衰退したが、元禄七年(一六九四)大乗(だいじよう)寺(現石川県金沢市)二〇世卍山(まんざん)道白が再興し、臨済宗から曹洞宗に改めた(山州名跡志)。道白は自ら「復古道人」と称し、一寺を継ぐとその寺の法系を受継ぎ、本人既得の法系を捨てる当時の曹洞宗の慣習を非難し、復古(旧規に復すること)を幕府に訴えた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報