源氏村(読み)げんじむら

日本歴史地名大系 「源氏村」の解説

源氏村
げんじむら

[現在地名]鳳来町愛郷あいごう

寒狭かんさ川の右岸、東向きの斜面集落がある。地元では先祖が源氏だから、村名も源氏としたと伝える。天正一八年(一五九〇)吉田藩領、慶長五年(一六〇〇)徳川氏領、同八年幕府領、慶安元年(一六四八)新城菅沼氏領。安永九年(一七八〇)の書上帳(久保田覚氏蔵)によると、人口は男四五人・女四六人であった。

裏山の比高二五〇メートルのみねという緩斜地に、自然の湧水を利用した水田一町歩があり、第二次世界大戦後まで一〇人で耕作していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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