溶存有機物(読み)ようぞんゆうきぶつ(その他表記)dissolved organic matter

最新 地学事典 「溶存有機物」の解説

ようぞんゆうきぶつ
溶存有機物

dissolved organic matter

溶存有機物は,土壌水,河川水や海洋水などの天然水中に溶けている有機物の総称。分析操作上は孔径0.2µm程度のろ紙を通過する有機物を指す。さまざまな有機物を含んでいるため,個別の化合物を定量するのではなく,生分解性や水親和性などによって分画して評価することが多い。特に疎水性が強くて酸性官能基を有する画分は,岩石や鉱物の溶解,金属との錯体形成,陸域と水域の移動などを介して,地球表層の物質循環において重要な役割を果たす。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「溶存有機物」の意味・わかりやすい解説

溶存有機物
ようぞんゆうきぶつ
dissolved organic matter

液体試料をある孔径のフィルタでろ過したろ液に含まれる有機物のこと。海水中の溶存有機物は,河川や降水により運び込まれたり,植物による光合成や遺体の分解から生成される。溶存有機物は,炭水化物,アミノ酸,蛋白質,脂肪酸,フミン酸等から成り,これらは生物による吸収・分解や粒子への吸着・凝集等の過程により除去される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

[名](スル)1 別の衣服に着替えること。特に夏冬の季節に応じて改めること。平安時代には、陰暦4月1日、10月1日に行われた。江戸幕府では、このほかに5月5日・9月9日などにも着替える定めがあった。現...

衣替えの用語解説を読む