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凝集 ぎょうしゅうagglutination

翻訳|agglutination

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

凝集
ぎょうしゅう
agglutination

細胞などが多数集って集塊となるのが凝集であるが,特に赤血球の凝集をさすことが多い。赤血球表面には特異性を決める多糖類 (凝集原) が存在していて,これに対して結合する抗体の一種である凝集素に出会うと,凝集反応を起す。

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デジタル大辞泉の解説

ぎょう‐しゅう〔‐シフ|‐シユウ〕【凝集/凝×聚】

[名](スル)
散らばったりしていたものが、一つに集まり固まること。「勢力を―させる」
原子分子イオンなどが、互いの間の引力によって集合する現象
コロイド粒子が集まって、より大きな粒子になる現象。フロキュレーション

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岩石学辞典の解説

凝集

コロイド粒子が集まってより大きな粒子になること.温度の変化で凝集することもあるが,一般には無機塩などの電解質や高分子物質の少量の添加によって凝集が起こる[長倉ほか : 1998].堆積岩の土壌の場合には,凝集作用によって土壌溶液あるいは海の中で,高い電解質成分と正電荷のコロイドの存在によって,粘土の粒子が塊として溶液から沈澱することをいう[Birkeland : 1974].化学的沈澱などによりできた綿毛状の塊をflocという.

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世界大百科事典 第2版の解説

ぎょうしゅう【凝集 flocculation】

気体または液体中において,その中に分散している小さな粒子や微粒子が集まって,より大きい粒子となったり,団塊を形成する現象。コロイド粒子にみられる凝固も同じ現象で,この場合は凝結という。コロイド【山野 一行】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

凝集
ぎょうしゅう
flocculation

化学では液体または気体中に分散しているコロイド微粒子などが、コロイド状態を保てないくらいの大きさに集合し沈殿することをいう。凝結ともいう。少量の解膠(かいこう)剤の添加、加熱、超音波そして電場などで人工的に凝集させることもできる。分子またはイオン状態の溶体から溶解度を急に減少させてコロイドを得る方法があり、これを分散法あるいは凝集法ともいう。
 なお、一般には、細かく分散しているものが集合して、ある大きさになることを凝集といっている。たとえば、赤血球などが抗体の作用によりかたまりをつくる場合で、agglutinationの語が用いられている。[吉田俊久]

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世界大百科事典内の凝集の言及

【凝集剤】より

…液中に分散する微粒子が会合して,より大きな集合体となる現象を凝集flocculation(coagulation)と呼び,凝集によって生成する集塊を凝集体またはフロックflocと呼ぶ。凝集剤は凝集を助長するためにスラリー(粒子懸濁液)に添加する薬剤である。…

【凝集剤】より

…液中に分散する微粒子が会合して,より大きな集合体となる現象を凝集flocculation(coagulation)と呼び,凝集によって生成する集塊を凝集体またはフロックflocと呼ぶ。凝集剤は凝集を助長するためにスラリー(粒子懸濁液)に添加する薬剤である。…

※「凝集」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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