精選版 日本国語大辞典 「溺・惚」の意味・読み・例文・類語
おぼほ・る【溺・惚】
① 水中に沈む。
※書紀(720)神代下(水戸本訓)「潮大きに溢(み)ちて、兄自(みづか)ら投溺(オホホル)」
② (「涙におぼほる」の形で) 涙にむせぶ。涙にぬれる。
③ 物事に夢中になって、本心を失う。放心する。ぼんやりする。ぼうっとする。
④ もっぱらそればかりする。ふける。はまる。
※地蔵十輪経‐元慶七年点(883)三「酒に(オホほ)れたる人を招き誘(たぼろか)して」
おぼお・る おぼほる【溺・惚】
〘自ラ下二〙 ⇒おぼほる(溺)
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