滅没(読み)めつもつ

精選版 日本国語大辞典 「滅没」の意味・読み・例文・類語

めつ‐もつ【滅没】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「もつ」は「没」の慣用音 ) 消え失せること。また、消失させること。
    1. [初出の実例]「若使騏足於釜竈、籠鵬翼於樊籬、責其滅没、課之垂天、豈不難哉」(出典性霊集‐四(835頃)劉庭芝集書上表)
    2. 「小乗の滅没するは即ち大乗の滅相也」(出典:今昔物語集(1120頃か)六)
    3. [その他の文献]〔馬融‐長笛賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「滅没」の読み・字形・画数・意味

【滅没】めつぼつ

消滅。宋・軾〔潮州韓文公(碑〕李杜して、參(まじ)はりて(かうしやう)す 汗れて、(張)・(皇父)(しよく)、走り且つ僵(たふ)る 滅沒する倒景むべからず

字通「滅」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android