日本歴史地名大系 「滑津川」の解説 滑津川なめづがわ 長野県:佐久市滑津川荒船(あらふね)山とその支脈に源を発する内山(うちやま)川と田子(たこ)川と、物見(ものみ)山に源を発する志賀(しが)川が合流して滑津川となり千曲川に注ぐ。流域に広い沖積平野をつくる。標高一三〇〇メートルを超える発源地の山々から下流の下中込(しもなかごみ)の間は二〇キロに足らず、しかも下中込の標高はおよそ六六〇メートルで発源地からの比高が大きいため、一度長雨・豪雨に遭うと、平生水量の少ないこれらの上流の川々ともども一気に流れ下って、ときに甚大な被害をもたらす。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by