滝川用水(読み)たきがわようすい

日本歴史地名大系 「滝川用水」の解説

滝川用水
たきがわようすい

現玉村町の利根川以西にある全水田灌漑用水で、代官だいかん堀、備前びぜん堀、おお川ともよばれる。主水路は上新田かみしんでん西縁から下新田飯島いいじまの南縁を経て、上茂木かみもぎ中央部を流れ、下茂木と川井かわいの境を深い堀となって南流しからす川に注ぐ。総社藩主秋元長朝が慶長七年(一六〇二)から九年にかけて開削した越中えつちゆう(上毛伝説雑記)を関東郡代伊奈忠次たき(現高崎市)の江原重久の助力を得て当地方に延長したもので、越中堀、代官堀を総称して天狗岩てんぐいわ用水ともいう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む