滝川用水
たきがわようすい
現玉村町の利根川以西にある全水田の灌漑用水で、代官堀、備前堀、大川ともよばれる。主水路は上新田西縁から下新田と飯島の南縁を経て、上茂木中央部を流れ、下茂木と川井の境を深い堀となって南流し烏川に注ぐ。総社藩主秋元長朝が慶長七年(一六〇二)から九年にかけて開削した越中堀(上毛伝説雑記)を関東郡代伊奈忠次が滝村(現高崎市)の江原重久の助力を得て当地方に延長したもので、越中堀、代官堀を総称して天狗岩用水ともいう。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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