滝沢秋暁(読み)タキザワ シュウギョウ

20世紀日本人名事典 「滝沢秋暁」の解説

滝沢 秋暁
タキザワ シュウギョウ

明治〜昭和期の詩人,評論家



生年
明治8年3月3日(1875年)

没年
昭和32(1957)年2月27日

出生地
長野県上田市秋和

本名
滝沢 彦太郎

別名
別号=残星,読不書生

経歴
早くから「少年文庫」などに投稿し、明治20年代から小説「田毎姫」、詩「亡友の病時」、評論勧懲小説と其作者」「地方文学の過去未来」などを発表。28年「田舎小景」を創刊するが画道を志して上京、「少年文庫」の記者となる。29年病を得て帰郷し、家業の蚕種製造に従事するかたわら「寄書家月旦」や小説「手術室の二時間」などを発表。著書に「有明月」「愛の解剖」や「通俗養蚕講話」などがある。昭和46年「滝沢秋暁著作集」が刊行された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「滝沢秋暁」の解説

滝沢秋暁 たきざわ-しゅうぎょう

1875-1957 明治-昭和時代の詩人,評論家。
明治8年3月3日生まれ。28年上京し投稿雑誌「少年文庫」(のちの「文庫」)の記者となる。翌年病気のため郷里の長野県上田にかえり,同誌に批評文を発表するなど文庫派詩人の中心として活躍。横瀬夜雨,伊良子清白らの新人を発掘した。昭和32年2月27日死去。81歳。本名は彦太郎。作品に「有明月」「愛の解剖」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android