勧懲小説(読み)カンチョウショウセツ

大辞林 第三版の解説

かんちょうしょうせつ【勧懲小説】

〔坪内逍遥の文学用語〕
善玉と悪玉の葛藤かつとうを経て、結局善は栄え悪は滅びるという、勧善懲悪を説く小説。曲亭馬琴の読本よみほんがその典型とみられ、逍遥が「小説神髄」で否定した。

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精選版 日本国語大辞典の解説

かんちょう‐しょうせつ クヮンチョウセウセツ【勧懲小説】

〘名〙 善人と悪人を登場させ、種々の事件を通じて、結局は善は栄え、悪は滅びるという内容の小説。坪内逍遙がはじめて使用した語。
小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上「勧懲小説(クヮンチョウセウセツ)には物語をもて本尊とし勧懲をもて粧飾とせり」

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