勧懲小説(読み)かんちょうしょうせつ

精選版 日本国語大辞典 「勧懲小説」の意味・読み・例文・類語

かんちょう‐しょうせつ クヮンチョウセウセツ【勧懲小説】

〘名〙 善人悪人を登場させ、種々の事件を通じて、結局は善は栄え、悪は滅びるという内容小説坪内逍遙がはじめて使用した語。
小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上「勧懲小説(クヮンチョウセウセツ)には物語をもて本尊とし勧懲をもて粧飾せり

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デジタル大辞泉 「勧懲小説」の意味・読み・例文・類語

かんちょう‐しょうせつ〔クワンチヨウセウセツ〕【勧懲小説】

勧善懲悪主題とする小説。坪内逍遥が使用した語。

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