漂母(読み)ヒョウボ

精選版 日本国語大辞典 「漂母」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐ぼヘウ‥【漂母】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「漂」は水中で絮(わた)をうつ意。水中でわたを打つのを業としていた老婆が、不遇な時の韓信が食にも困っているのを見て、食事を与えた。韓信がこれを喜び「漂母」と呼んだという「史記‐淮陰侯伝」の故事から ) 食を恵む老婆。また、不遇の士に食を恵むこと。
    1. [初出の実例]「韓信漂母(ヘウホ)の一っ飯(ぱん)をもらひ」(出典浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)五)
    2. [その他の文献]〔陶潜‐乞食詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「漂母」の読み・字形・画数・意味

【漂母】ひようぼ

水中で綿をうつ女。

字通「漂」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む