漆掻(読み)うるしかき

精選版 日本国語大辞典 「漆掻」の意味・読み・例文・類語

うるし‐かき【漆掻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 漆の木の幹を傷つけておき、にじみ出る樹液をへらでかきとること。また、その人、その道具。《 季語・夏‐秋 》 〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. <a href=漆掻き〈人倫訓蒙図彙〉" />
      漆掻き人倫訓蒙図彙
  3. 生漆の液を漆桶に入れてかきまわし粘度をます工程。またそれを業とする人。なやし。
    1. [初出の実例]「うるしかき座頭に尻をつっつかれ」(出典:雑俳・柳多留‐四(1769))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android