漲らふ(読み)ミナギラウ

デジタル大辞泉 「漲らふ」の意味・読み・例文・類語

みなぎら◦う〔みなぎらふ〕【×漲らふ】

[連語]《動詞「みなぎ(漲)る」の未然形反復継続助動詞」。上代語》水が満ちあふれている。
「山のまの雪はざるを―◦ふ川のそひには萌えにけるかも」〈・一八四九〉

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精選版 日本国語大辞典 「漲らふ」の意味・読み・例文・類語

みなぎら‐・う‥ふ【漲う】

  1. 〘 連語 〙 ( 動詞「みなぎる(漲)」の未然形に反復・継続を表わす助動詞「ふ」の付いたもの ) 水がみちあふれている。
    1. [初出の実例]「飛鳥川瀰儺蟻羅毗(ミナギラヒ)つつ行く水のあひだもなくも思ほゆるかも」(出典日本書紀(720)斉明四年五月・歌謡)

漲らふの補助注記

→「みなぎらう(水霧)」の補注

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