瀬名波通信施設(読み)せなはつうしんしせつ

日本歴史地名大系 「瀬名波通信施設」の解説

瀬名波通信施設
せなはつうしんしせつ

[現在地名]読谷村瀬名波・宇座・渡慶次

空軍基地。読谷村の北西部に位置する通信施設。二〇〇二年(平成一四年)三月現在の面積は〇・六一二平方キロ。地主数は三八四人で年間賃借料は三億四千八〇〇万円。基地従業員は四九人。西太平洋諸国のあらゆる電波傍受・分析を任務とする海外放送情報サービス沖縄ステーション(FBIS)が駐屯していて、通信用の鉄塔と建物のほか、事務所・宿舎、テニスコートなどがある。一九四五年(昭和二〇年)四月の米軍占領により使用が開始される。戦後区域内の瀬名波せなは宇座うざ渡慶次とけしの住民は疎開先の国頭から帰村したが、居住区が収用されたため移転を強いられ、多くは村内の長浜ながはま高志保たかしほへ移住することとなった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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