瀬川清子(読み)セガワ キヨコ

20世紀日本人名事典 「瀬川清子」の解説

瀬川 清子
セガワ キヨコ

昭和期の民俗学者 大妻女子大学名誉教授。



生年
明治28(1895)年10月20日

没年
昭和59(1984)年2月20日

出生地
秋田県鹿角郡毛馬内町(現・鹿角市)

本名
瀬川 キヨ(セガワ キヨ)

学歴〔年〕
東洋大学専門部東洋倫理文学科〔大正11年〕卒

主な受賞名〔年〕
エイボン女性年度賞(教育賞)〔昭和55年〕,柳田賞(第20回)〔昭和56年〕「女の民俗誌

経歴
女性の民俗学研究者の草分け。女性民俗学研究会代表などを歴任戦前から柳田國男に師事し、昭和8年ごろから日本女性の民俗調査を始め、石川県舳倉島の海女の生活など全国の海女の実地調査で知られる。一方、東京市立第一中学校教諭を経て、35〜49年大妻女子大学教授を務めた。著書に「海女記」「販女」「日本人の衣食住」「沖縄の婚姻」「若者と娘をめぐる民俗」「アイヌの婚姻」「女の民俗誌」「村の民俗」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「瀬川清子」の解説

瀬川清子 せがわ-きよこ

1895-1984 昭和時代の民俗学者。
明治28年10月20日生まれ。東京市立第一中学教師をつとめ,昭和8年柳田国男の門にはいる。12年日本民俗学講座婦人座談会(のち女の会)を設立。17年「海女記」を刊行。35年大妻女子大教授。56年「女の民俗誌―そのけがれと神秘」で柳田賞受賞。昭和59年2月20日死去。88歳。秋田県出身。東洋大卒。本名はキヨ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「瀬川清子」の解説

瀬川 清子 (せがわ きよこ)

生年月日:1895年10月20日
昭和時代の民俗学者。大妻女子大学教授
1984年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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