日本歴史地名大系 「灌頂院」の解説
灌頂院
かんじよういん
荒川西岸の土手際に位置し、隣接して
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
荒川西岸の土手際に位置し、隣接して
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
…【上島 有】
[伽藍と文化財]
たびたび天災や兵火にみまわれたため,創建当初の建築は残らず,すべて鎌倉時代以降の再建であるが,密教美術史上きわめて貴重な絵画,彫刻をはじめ,膨大な古文書類(東寺文書)も伝存している。 伽藍は九条通りに面して南大門(1601,重要文化財)を構え,北に一直線に金堂(1603,国宝),講堂(1491,重要文化財),食堂を並べ,南東に五重塔(1644,国宝),南西に灌頂院(1634,重要文化財)を配し,築地塀をめぐらせて東辺には慶賀門と東大門,北辺に北門(鎌倉時代,いずれも重要文化財),西辺に蓮華門(1191,国宝)の諸門を開ける。再建ではあるが,主要堂舎は奈良の諸大寺の伽藍配置を受け継いだ創建伽藍の旧位置を守っているとみられる。…
※「灌頂院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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