火斗(読み)カト

デジタル大辞泉 「火斗」の意味・読み・例文・類語

か‐と〔クワ‐〕【火斗】

火を運ぶ器具十能
火のし。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「火斗」の意味・読み・例文・類語

か‐とクヮ‥【火斗】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 火を運ぶ器(うつわ)。十能。せんば
    1. [初出の実例]「此窖を掘る用器四物、耒及鋤、火斗〈じょりんの代用也〉、蕢なり」(出典:漂荒紀事(1848‐50頃)二)
  3. 炭火を器に入れて衣服などの皺(しわ)をのばす器具。ひのし。熨斗(うっと)。〔和漢三才図会(1712)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「火斗」の読み・字形・画数・意味

【火斗】かと

火のし。

字通「火」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android