火立毛跡(読み)ふいーたていもーあと

日本歴史地名大系 「火立毛跡」の解説

火立毛跡
ふいーたていもーあと

[現在地名]那覇市首里石嶺町二丁目

一七世紀前半に整備された烽火(火立所)の一。べんヶ岳から東方約五〇〇メートルほど離れた丘陵上に位置する。現那覇市と西原にしはら町・南風原はえばる町との境界付近にあたり、沖縄島東海岸の西原中城なかぐすく、さらには与那城よなしろまでを眺望できる。フィータティモーと発音する。火立モーの碑が現存し、文字の大半は剥離摩滅しているものの、「艘」「一日二艘」「異国」「□□親雲上」「安波茶親雲上」「□村渠親雲上」などの文字を確認できる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android