烽火(読み)ホウカ

デジタル大辞泉 「烽火」の意味・読み・例文・類語

ほう‐か〔‐クワ〕【×烽火】

のろし。のろしの火。
[類語]合図信号シグナルサイン手招き目配せウインク片目をつぶる暗号目交ぜ目印合い印標識狼煙のろし号砲警鐘半鐘振鈴

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精選版 日本国語大辞典 「烽火」の意味・読み・例文・類語

ほう‐か‥クヮ【烽火】

  1. 〘 名詞 〙 のろし。とぶひ。
    1. [初出の実例]「烽火不伝罷関城、唯余長短暁鶏声」(出典文華秀麗集(818)下・故関聴鶏〈嵯峨天皇〉)
    2. 「天下に兵乱おこて烽火(ホウクヮ)をあげたりければ」(出典:高野本平家(13C前)二)
    3. [その他の文献]〔史記‐周本紀〕

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普及版 字通 「烽火」の読み・字形・画数・意味

【烽火】ほうか(くわ)

のろし。唐・杜甫〔春望〕詩 烽火、三(さんげつ)になり 家書金に抵(あた)る

字通「烽」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「烽火」の意味・わかりやすい解説

烽火
とぶひ

のろしをあげて外敵侵入を急報する設備飛火烽燧とも書く。天智3 (664) 年新羅の入寇備え対馬壱岐,筑紫においたのが初め令制では 40里間隔に設け,烽長,烽子をおく規定。延暦 18 (799) 年大宰府管内以外のものは廃止された。

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