灰鉄石榴石(読み)かいてつざくろいし

最新 地学事典 「灰鉄石榴石」の解説

かいてつざくろいし
灰鉄石榴石

andradite

化学組成鉱物アンドラダイトとも。ざくろ石上族,ざくろ石族。おもに灰ばんざくろ石や森本ざくろ石と固溶体を形成。立方晶系,空間群Ia3d,格子定数a1.2059nm,単位格子中8分子含む。12面体結晶,粒状結晶集合体など。ガラス〜ダイヤモンド光沢。劈開なし。硬度7.5。比重3.70〜4.10。褐赤,褐黄,褐,黄〜黄緑,灰緑,緑,黒色,条痕帯黄白色。色による変種名があり,黄〜黄緑色はトパゾライト,緑色はデマントイド,黒色はメラナイトなど。等方性,屈折率n1.88〜1.94。しばしば光学異常性あり。これはAlやH2Oが入ることによりFe,Alの秩序配列およびO-Hの方位の秩序配列が起こり,直方晶系から三斜晶系まで対称が低下するためである。主にスカルン中に方解石,ヘデンベルグ輝石などと共出。ほかにアルカリ火山岩,超苦鉄質岩などにも産出。ブラジルの鉱物学者,J. B. d’Andrada e Silvaにちなんで命名。

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参照項目:石榴石上族

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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