災害派遣精神医療チーム(読み)サイガイハケンセイシンイリョウチーム

デジタル大辞泉 「災害派遣精神医療チーム」の意味・読み・例文・類語

さいがいはけん‐せいしんいりょうチーム〔‐セイシンイレウ‐〕【災害派遣精神医療チーム】

自然災害、犯罪事件、航空機・列車事故等の大規模災害が発生した場合に、被災地精神科医療や精神保健活動の支援を行う専門家チーム研修訓練を受けた精神科医師・看護師業務調整員によって構成され、都道府県や政令指定都市ごとに組織される。DPATディーパット(Disaster Psychiatric Assistance Team)。

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共同通信ニュース用語解説 「災害派遣精神医療チーム」の解説

災害派遣精神医療チーム(DPAT)

自然災害や航空機、列車事故が起きた際、現地で精神科の診療治療、心のケアに当たる。都道府県と政令指定都市単位で組織されている。精神科医や看護師、精神保健福祉士、調整役スタッフらがチームを組む。被災した都道府県が、災害対策基本法に基づいて被災地以外の都道府県に出動を要請するほか厚生労働省派遣のあっせんを求める。東日本大震災発生時は精神科医を派遣する公的なシステムが確立しておらず、支援地域が偏るなどの問題があった。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「災害派遣精神医療チーム」の意味・わかりやすい解説

災害派遣精神医療チーム
さいがいはけんせいしんいりょうちーむ

DPAT

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