炉塞ぎ(読み)ロフサギ

デジタル大辞泉 「炉塞ぎ」の意味・読み・例文・類語

ろ‐ふさぎ【炉塞ぎ】

冬の間使ってきた囲炉裏いろりを春になってふさぐこと。茶の湯では、炉をふさいで風炉ふろにすること。 春》「―や床は維摩ゆいまに掛け替る/蕪村」⇔炉開き

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精選版 日本国語大辞典 「炉塞ぎ」の意味・読み・例文・類語

ろ‐ふさぎ【炉塞・炉閉】

  1. 〘 名詞 〙 茶家で、陰暦三月晦日の日に、それまで使用してきた炉をふさぐこと。この日から風炉(ふろ)を用いる。また一般に、暖かくなって炉をふさぐこと。閉炉。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「炉ふさきや庭は日影の藪椿〈蒙野〉」(出典:俳諧・柿表紙(1702)上)

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