無みする(読み)ナミスル

デジタル大辞泉 「無みする」の意味・読み・例文・類語

なみ・する【無みする/蔑する】

[動サ変][文]なみ・す[サ変]形容詞な(無)い」の語幹接尾語」の付いた「なみ」に、動詞「する」の付いたものから》そのものの存在を無視する。ないがしろにする。あなどる。
正義を―・し、得手勝手な暴圧を加えるようなものが」〈里見弴・安城家の兄弟

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精選版 日本国語大辞典 「無みする」の意味・読み・例文・類語

なみ‐・する【無・蔑】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]なみ・す 〘 他動詞 サ行変 〙 ( 形容詞「ない(無)」の語幹に接尾語「み」の付いた「なみ」に、動詞「する」の付いたもの ) ないがしろにする。あなどる。蔑視する。
    1. [初出の実例]「蔑 ナミス」(出典:観智院本名義抄(1241))
    2. 「此道にて定家をなみせん輩は、冥加も有るべからず」(出典:正徹物語(1448‐50頃)上)

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