無事息災(読み)ぶじそくさい

精選版 日本国語大辞典 「無事息災」の意味・読み・例文・類語

ぶじ‐そくさい【無事息災】

〘名〙 病気災害などの心配事がなく暮らしていること。
福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉品行家風「寺は旧の通り焼けもせず、高さんも無事息災(ブジソクサイ)

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四字熟語を知る辞典 「無事息災」の解説

無事息災

病気・災害などの心配事がなく、平穏に暮らしていること。

[使用例] まさか治郎作が、無事息災に、こんなに早く京から帰って来るとは思わなかったようである[井伏鱒二*安土セミナリオ|1953~54]

[解説] 「無事」は変わったことがないこと。「息災」は災いをとどめるという意味で、身に何事もないこと、つつがないこと。

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