無学年制(読み)むがくねんせい(その他表記)non-graded school; non-graded education

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「無学年制」の意味・わかりやすい解説

無学年制
むがくねんせい
non-graded school; non-graded education

同年齢の子供たちを同学年に割当て,一定期間に一定量の学習内容の習得を全員に期待するという学年制を廃止し,各人の特性や学習の進度に合せて学習集団を弾力的に組織するシステム。日本では個人の特性に応じた教育方法の一策として,1971年の中央教育審議会答申でこれに近い考え方が提唱された。現行制度下では特別活動において学年をこえた集団による活動が認められている。また,88年4月から高等学校定時制通信制課程において学年による教育課程区分を設けない「単位制高校」の設置が認められたが,これも学年ごとの規定を撤廃するという点で無学年制の考え方にそっている。

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