無教会

山川 日本史小辞典 改訂新版 「無教会」の解説

無教会
むきょうかい

内村鑑三によって創唱された福音的キリスト教の日本的志向無教会主義といい,1901年(明治34)3月「無教会」第1号で明文化された。内村門下の塚本虎二は,内村の主張を論理的に徹底させた。内村は「聖書之研究」を発行し教友弟子を育てたが,その死とともに集会解散,雑誌は廃刊。1992年(平成4)現在,無教会の集団である教友会は北米中南米まで含めて約40を数える。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android