ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「無機工業薬品」の意味・わかりやすい解説 無機工業薬品むきこうぎょうやくひん 無機化学薬品のうち,無機酸,アルカリなどの基礎薬品を用いてつくられる各種の薬品。広義には,無機顔料,無機農薬,爆薬などを含めている。種類は非常に多く,大別すると,(1) 鉱物資源系 岩塩,石灰石,ボーキサイト,リン鉱などを原料とする,(2) 海水資源系 食塩,にがりなどを素材とする,(3) 窒素資源系 アンモニアなどを原料とする,などがある。用途は,顔料,着色剤,媒融剤,光学ガラス原料,触媒,接着剤,研磨剤,農薬など多方面にわたっている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by