無水トリメリト酸(読み)ムスイトリメリトサン

化学辞典 第2版 「無水トリメリト酸」の解説

無水トリメリト酸
ムスイトリメリトサン
trimellitic anhydride

C9H4O5(192.13).トリメリト酸無水物,無水トリメリット酸ともいう.ベンゼン核に3個のカルボキシル基が1,2,4の位置についたものをトリメリト酸といい,このうち隣接したカルボキシル基から水を除去したものをいう.工業的製法には,1,2,4-トリメチルベンゼン(プソイドクメン)を酸化する方法,およびパラキシレンをクロロメチル化して酸化する方法などがある.白色の固体.融点166~168 ℃,沸点200 ℃(0.27 kPa),250 ℃(2.1 kPa).1.54.アセトンに可溶,キシレンに微溶.おもに塩化ビニル樹脂用可塑剤,耐熱性ポリイミド樹脂および水溶性塗料の原料として用いられる.[CAS 552-30-7]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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