化学辞典 第2版 「無水安息香酸」の解説
無水安息香酸
ムスイアンソクコウサン
benzoic anhydride
C14H10O3(226.24).無水酢酸を用いて安息香酸の2分子間で脱水させると得られる.結晶.融点42 ℃,沸点360 ℃.1.99.1.5766.エタノール,エーテルなどに可溶.無水酢酸よりも反応性は劣るが,ヒドロキシ基やアミノ基のベンゾイル化剤として用いられる.[CAS 93-97-0]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報