デジタル大辞泉
「無洗米」の意味・読み・例文・類語
むせん‐まい【無洗米】
研がずにそのまま炊けるよう、糠を取り去った米。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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無洗米
むせんまい
とぎ洗いの必要がなく,水を加えるだけで炊飯できる米。玄米を精米した白米の表面に残る粘着性の高い肌糠を前もって落としてある。肌糠を取り除くための製法は,肌糠の粘着力を利用してはがす BG精米製法,粒状のタピオカ(→キャッサバ)に付着させてとる NTWP加工法,水で瞬間的に洗い落として乾燥させる水洗い乾燥法,ブラシなどでこする研米法などがある。このうち BG精米製法は東洋精米機製作所が開発し,1991年頃から普及し始めた。調理に手間がかからないため労働力や水道代の節約になり,とぎ汁による水質汚染のおそれもないことから,特に外食産業,学校給食,企業の社員食堂,病院や老人ホームでの導入が進んだ。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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