む‐ぎ【無義】
- 〘 名詞 〙
- ① 意味のないこと。つまらないこと。空しいこと。
- [初出の実例]「因果を睠(かへり)み不(ず)、非理無義なり。是を以て定めて知る、非理の現報、無義の悪報なることを」(出典:日本霊異記(810‐824)下)
- ② 仏語。凡夫のはからいを離れていること。人間のことばや思想を越えていること。浄土真宗でいう。
- [初出の実例]「念仏には無義をもて義とす」(出典:歎異抄(13C後)一〇)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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