精選版 日本国語大辞典 「焦点・焼点」の意味・読み・例文・類語
しょう‐てん セウ‥【焦点・焼点】
① 太陽光線が単レンズを通ってこの点に集中し、そこに黒紙を置くと焦げるところから、レンズや球面鏡の光軸に平行な入射光線が集中する、光軸上の点をいう。その点から出た光線はレンズや球面鏡によって平行光線となる。
※英和対訳袖珍辞書(1862)「Focus 焼点」
③ 注意や興味・関心などが集中するところ。
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉中「其悲歎も憂慮(きづかひ)も、涙も汗も、今日を焦点(セウテン)なる今日となりて」
④ 物事のいちばん重要なところ。中心となるところ。中心点。
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