精選版 日本国語大辞典 「然はあれども」の意味・読み・例文・類語 しか【然】 は あれども 先行の事柄に対し、後続の事柄が反対、対立の関係にあることを示す。そうではあるが。[初出の実例]「今は容姿(かほ)既に耆(お)いて、更に恃む所無し。然(しか)はあれども己が志を顕し白さむとして参出(まゐで)しにこそ」(出典:古事記(712)下)「年経ればよはひは老いぬしかはあれど花をし見れば物思ひもなし〈藤原良房〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春上・五二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例