最新 地学事典 「焼岳火山群」の解説
やけだけかざんぐん
焼岳火山群
Yakedake volcano group
北アルプス南部,長野・岐阜県境にある溶岩,溶岩ドーム,火山岩塊火山灰流(ブロック・アンド・アッシュフロー)堆積物などで構成される小規模な火山体が集合して構成された火山群。約12〜7万年前に活動した旧期の大棚,岩坪谷,割谷山と約3万年前以新に活動した新期の白谷山,アカンダナ,焼岳などからなる。アカンダナと焼岳は完新世に活動した活火山。美濃帯ジュラ紀付加体やそれに貫入した滝谷花崗閃緑岩などを基盤として,南北8km,東西6kmの範囲内に分布する。現存する火山体の総体積は約8km3。火山体を構成する岩石は,斜長石とホルンブレンドの斑晶が目だつ黒雲母複輝石普通角閃石安山岩~デイサイトで,かんらん石または石英を少量含むものもある。参考文献:及川輝樹(2002)地質雑,Vol. 108:615
執筆者:及川 輝樹
参照項目:焼岳火山
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

